scene at 2400-0700
- まだ風はある。おっかなびっくりで自宅前を見に行くと水位の上昇は変化なし。ネットの河川水位情報でもこれ以上の上昇はないようだ。
- 探照灯を照射して自宅周りを巡回。お隣さんの大きめの木が折れている。お向かいの老婦人が、白髪を乱しながらヘッドランプを装着した上でさらに懐中電灯を照らしながら現れた。ここで不謹慎にも「八つ墓村っ!!」と吹き出してしまう性格である。まぁそのぐらいは許してください。老婦人とお互いの身の無事を確認しあう。
- ふと見上げると、轟々と呻く空に月が輝いていた。
あまりにも綺麗すぎて恐怖感を感じた。ゾクッとするというやつだ。
- 東日本大震災の2日後の日記にわたしは書いている(■ - 道が無くてもbajaがある~season 5~)。たまたま生かされているのだ、わたしは。生き残った人間は「たまたま」なのだ、と。今回もそう思う。運に関与しないパラメータ、即ち事前の対策や当日の冷静な判断を全力で頑張ったら、あとは祈ることしかできない、人間なんてその程度のものだ。
- 実家、嫁実家、同僚の先生、バイク仲間から8通ほど安否確認メール。もう飲んでも構わんだろうとジェイムスンをロックでぐびりつつ、返信。
scene at 0700-1200
- 0815覚醒。起き抜け提督は、チョコドーナツと牛乳をやっつけつつ。
- 台風一過の恐ろしいほどの晴天。この晴天は、無事だったから平穏と感じる。もし家がダメージを受けていたら。もし避難所にいたら。もし身内や自分に何かあったら。この晴天は残酷に感じ、憎しみの対象になるだろう。
水位は急速に下がっている。
- チャリに騎乗して、最寄りのセブンイレブンまで行ってみる。川べりには延々と土嚢が積まれており、担当職員の奮戦を物語っている。ヘンテコな大きなブツが流れ着いたり、川べりや橋がダメージを受けていることはないようだ。
- セブンのお弁当やパンはさすがにまだ入荷していない。
- 帰還すると、職場からラボの点検をしやがれと入電。まぁそうなるか? もちろん嫌々ながら職場に向かった。
- ラボのシステムはオールグリーン。管理当番の院生氏2が「何しに来たんだ?」と顔に描きつつ「おつかれっす」と眠そうに挨拶してくる。5分の滞在で撤退。
scene at 1200-2200
- 帰還し、午睡へ。再起動は60分後。
- 友永大尉に呼び出されて、スタバアワーからの輸送隊。ハロウィンなんとかのフラペチーノを買わされる。
- 勝利の瞬間を見届けることができた。28-21で日本はスコットランドを撃破。決勝トーナメントへ進撃開始!!
scene at 2200-2400
一隻眼
台風19号による我が家の唯一の被害がこれ。雨水浸透ます(もちろん知らないのでググった)の蓋(雨水枡というらしい)が、流されて行方不明になってしまった。
きっと何者にもなれないお前たちに告げる
- 2点。