scene at 0700-1200
- エア出勤日につき通常の時間帯に覚醒。バックパックには採集用具が詰め込まれているが、別の場所で靴と竿を回収するいつもの手口だ。何食わぬ顔で玄関を出た後、ガレージにて靴と竿を確保。この時点では敵艦隊の索敵機が飛び回っているため、靴と竿は中身が見えないように偽装されている。
- 最大戦速で通勤に使う最寄り駅まで向かい、大回りで引き返した。公園で靴と装備を換装して、採集モードにチェンジ。順調、順調。体調も良くて、軽めの朝食を摂った30分後で、すでに空腹を感じている。通常の駅そばの品質よりもアタマ2つぐらい上である有名店で冷したぬきを啜る。なかなか訪問するチャンスがないんだよね、ここ。
上記の写真をTwitterに投げたら、やたらと(・∀・)イイネ!!が付いた。更には、Commentまで。確かに、蕎麦は茹でたてが供されるために待ち時間が発生し、汁も天婦羅も駅そばクオリティを越えている。でも、駅そばは駅そばでっせ? やっぱりSNSとやらは理解できぬ・・・。
- さて、移動開始。目的地は数年前にチャレンジして、真新しいクマ出没ポスター多数にビビって尻尾を巻いて逃げ出した林道だ。
- 最寄り駅着は正午を少し過ぎた頃。委託駅だが昼間はちゃんと人間がいる駅だ。帰りのきっぷも購めておく。
scene at 1200-2200
- 徒歩行軍。入り口までの風景は記憶ありと無しがまだらになっているな。1時間ほどオンロード上を進撃して到着。
装備をアクティヴにする。大枚を叩いた対熊ちん砲も脇差した。が、しかし。クマ出没ポスターは全く無い・・・。まぁよかった。
入り口。ここからオフロード。Google Mapには記載なし、林道の名前もついておらず。
- 今回は環境の調査と五目採集なので、目的の虫は無い。せっかく三角紙も持ってきたので、中学生以来となるチョウも摘んでみましょうね、おじさん。
- ・・・。
- 半時間ほど歩いて気がついた。ここ、生き物が薄い。動くものが全く見えない。ハエ1匹、アブ1匹いないぞ・・・。
広葉樹と針葉樹が交互に現れる変化に富んだ林道だったが・・・。
作業用の道じゃないと思うんだよね。人の行き来はあるのだろうけど、ゴミなどは落ちていない。
- いくら秋になったとは云え、おかしいぞ。虫の姿が全く見えない。ツクツクボウシの声は聞こえているが。
こんな栗がゴロゴロ落ちている。熊も猿も居ないという事よね?
それでも虫屋は入り込んでいた(汗。不自然に壊された立ち枯れは、同業者の仕業だ。
- 1600を回った。まずいまずい、本当にボーズとなるぞ、これは。なりふり構わず、たとえモンシロチョウでもネットインするつもりで目を皿にするが、時間だけが過ぎていく。
- これまで約4時間ほど歩いたがニンゲンの姿は見えない。ならば・・・・。ボーズを避けるべく、渾身の捨身技を繰り出してよかろう。ね?
-
- は~い、セルフトラップ(超激謎)!! ←ニンゲンとしての尊厳を放棄する超必殺技。ちなみに、得意である。
- ええっーと。ハエが飛んでこないんですけど!! 狂ってるぞ、怖いぞ、ここ。
- 15分ほど粘った挙げ句に、ついにセンチコガネが1頭飛来。容赦なく捕獲してボーズ回避。それだけ。本当にそれだけだった。
- あ゛ーっっっっ。日没コールド直前。だーめだ。うはははは。転進、転進、退却にあらず!!
- 地元駅まで戻ってまいりました。自宅から徒歩15分のビジホにチェックイン。異様な興奮を覚える中高年だった。ああ、今回は正規料金やぞ。
- そらまぁ慣れきった街ですからなぁ。どこで何が手に入るかは考えずとも解る。ぼっち宴会用の飲食物を捕獲して、宿に戻った。
scene at 2200-2400
- お楽しみの、ビジホぼっち宴会をスタート。本来なら、採集した多数の虫たちに思いを馳せながらの予定だったんですよねぇ。
バックパックの底で潰れた半額寿司こそビジホぼっち宴会の華よのぅ。
きっと何者にもなれないお前たちに告げる
- 2点。数年ぶりにセルフトラップまで繰り出したのに!!