11月21日(秋ヴァカンス day 2)

scene at 2400-0700

scene at 0700-1200

  • 0830覚醒。起き抜け提督業務は、納豆 with 生卵と緑茶をやっけつつ。
  • 採集に出かけるか否かを迷い続けている。1時間あまりも悩んだ末に、やはり出撃することにした。結果に執着せず、散歩ということでいいじゃないか。禅では、まず執着を捨てることから修行は始まる・・・。
  • 装備を整えて出立。大宮宙域まで急行し、同宙域にてカロリー入れる。

ひるめしのもんだい

    • ようやく今シーズンのカキフライカレーを解禁!

scene at 1200-2200

  • 移動再開。国境を越えてイバラッキー国へ。目をつけていた川べりまで徒歩行軍を開始。再び国境を越えたようで、今度はトッチギー国を歩いている。
  • そろそろポイントが近い。装備をアクティヴにして、採集モードへ脳と目を切り替えていく。こんなに寒くなってから虫採りなど可能なのか。もちろん可能どころか、晩秋から初冬がシーズンインの採集もあるのだった。オサムシ掘り(オサ掘り)と呼ばれるもので、虫が冬眠している寝込みを襲うのである。寝ていたところを踏ん捕まえて、己の収集欲を満たすためだけに貴重な命を奪うという悪趣味なシュミである。鬼畜ですな。

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装備はコレ。手鍬(てぐわ)です。ナタを使う人もいますね。わたしは長年愛用しているこいつ。☆6ぐらいまで強化されている。

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環境はこんな感じ。人っ子一人いない広大な川べりの雑木林、つまり河川敷を歩きます。

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道中では、釣り師3名とスポッティングスコープ(望遠鏡)をかついだ鳥屋1名に出会っただけ。ほぼ無人でした。鳥屋のにいちゃんは、即座にわたしを虫屋と見抜いたようで、ニヤニヤと笑いかけてきた。

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あっ、伊之助が出るのか。うーむ。

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コレラじゃなくって豚熱のワクチン入り餌が撒かれているようだ。伊之助どもに食わせて、家畜の豚への伝播を防ぐのです。

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こんな感じの立ち枯れを探します。これを虫屋は「物件」と呼ぶ。程よく朽ちていて、程よく湿り気があり、他の木にもたれかかっている。こういった条件を満たす立ち枯れ(朽木)は、なかなか見つかるものではない。

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これもいいですね~~。地面に転がってますけど、朽ち方と湿り気が素晴らしい。

  • 上記のような立ち枯れ(朽木)を見定めて、手鍬(てぐわ)の一撃を加える。すると・・・。

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赤丸の所に大型の甲虫が冬眠している。

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はい、寝込み襲撃完了。ヒメマイマイカブリだ。

  • 1600の日没コールドまで、3つの物件で寝込みを襲って、ヒメマイマイカブリ11頭、小型オサムシ5頭を得た。上等上等。そして、前述の小型オサムシが気になる。川向うには、有名産地として知られるポイントが広がっているのだ。もしかしたらもしかして。いやいや、いくらわたしがアホでも、このシルエットは間違えんぞ、たぶん・・・。軽くガッツポーズしておいたけど・・・。
  • 撤退。探索時間は4.5時間といったところか。さすがに疲れている。帰りの車内でガクリと気絶。
  • 帰還し、獲物の見分。

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この特徴的な背中の点刻。関東地方では極端に分布が限局されているアカガネオサムシだ。環境省レッドカテゴリでは絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。わたしは、初採集!! しっかりとガッツポーズ!!

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得られた5頭のアカガネたち。気合を入れて、丁寧に丁寧に標本にしないといかんな。楽しみだ。

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これはヒメマイマイカブリ。地元産よりも青みが強い。生息地によって色彩が異なるため(ご当地カラー)、虫屋たちの格好のコレクション対象となるわけ
。 

scene at 2200-2400

  • 晩酌。キリン一番搾りとれたてホップ500。四足の日ということで、ローストポーク(友永大尉謹製)。いかゲソと玉ねぎのかき揚げ(これはスーパの出来合い)、めかぶと春菊の酢の物、きんぴらレンコン、ハニーピーナッツ。食中は春鹿を1.5合。

一隻眼

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今年のカキフライは、粒が去年に比し大きく中型、味良し。総じて当たり年といえよう。

きっと何者にもなれないお前たちに告げる

  • 100点。アカガネオサムシが新たに我が標本箱へ入ることになった。素晴らしいぞ。