11月10日(ちばアクアラインマラソン2024)

scene at 2400-0700

  • 0340アラームにて覚醒。ちばアクアラインマラソン2024の日だ。喉の渇きを覚えるが(フラグその1)、体調はそれなりに整っている。何とかなるでしょう。


戦闘糧食の喫食を開始。前回のさいたまマラソンにあやかって、スペシャルはカニ汁。ものすごいケミカル味で美味いんだ、これがw

  • 0451の始発電車に乗務。大原さやか様のアナウンスで出立できた。これから千葉県木更津市のレース会場までの小旅行である。まずは池袋宙域へ。始発電車に乗るなんて何年ぶりだろう。それなりに混雑することを思い出した。
  • 池袋で丸ノ内線にて東京駅まで。この丸ノ内線にて、はっきりランナーと判る人たちがチラホラと現れ始めた。まさかな・・・。
  • 東京駅で総武線快速に乗り継ごうとして、ホームが見つからずオロオロする彩の国国民でした。乗換案内アプリには2番線と書かれているが、地上2番線にはオレンジの憎いやつこと中央線が走っているじゃないかい!! 皆さん、東京駅には地下に別の2番線がありますよ!!

scene at 0700-1200

  • 千葉駅にて内房線にトランスファした。


もうこの頃になるとランナーしかいない。2万人規模のレースだからなぁ。

  • 最寄り駅の木更津駅には0750ごろに到着。ランナーで溢れかえる小さな駅構内だった。レース会場までは徒歩20分と公式にはあるが、30分は見たほうがいい。



信号ごとにランナーが詰まって渋滞します!!


更衣室となっている木更津市民体育館にて、お着替えを開始。いつもと違うのは、ここからスターティンググリッドまで徒歩で20分はかかるということ。徒歩20分と公式にはあるが、30分は見たほうがいい。これ、本当に注意したほうが良かった(過去形)。


多数の運営スタッフが甲斐甲斐しく世話を焼いてくれます。ちばアクアラインマラソン2024の運営・ボランティアの方々の動きと対応は素晴らしく、過去最高レベルだと思います。深く感謝いたします。ありがとうございました。 さいたまマラソン2024とは大違いだね。

  • 早くスターティンググリッドに行けばいいものを、お祭りの雰囲気に飲まれて体組成の測定で遊んでしまったり。やや焦ってトイレの列に並んだが、これが・・・。運営の放送がしきりに「スタートXX前です!! 急いで下さい!!」とがなっている。


トイレの数が少ないように思う。2箇所に分断されていたようだが。トイレ(小)を終えたのは、スタート15分前だった。


急げや急げ。こんな羽目になったのは初めてだ。早足どころか、ジョグで急ぐ。周りのランナーたちも焦っている人が多い。サブ3.5狙いのCブロックに着いたのはスタート3分前だった(汗。もうこんな展開はゴメンだ。

  • 定刻どおりに号砲。正直言って、不安が大きい。何しろ右膝違和感により13日ぶりに走るのがフルマラソンときている。ここ2週間は、ジョグどころかストレッチさえもやっていない(フラグその2)。運動習慣のないメタボおじさんと同じ生活をしていたのだ。しっかりと毎日サケは飲んでいたしな!! さて、逝くか行くか。ウェブスタートによりネットとグロスの差は14秒しかない! これは優秀だ。ちなみに、さいたまマラソンでは13分でした。渋滞の中、5'37''/kmで走り始めている。
  • 1km地点。湾内を周回するように走っている。大きな船が係留されている横を走るだけで、海のない彩の国に住んでいる身だと感動するのである。早くも4'48''/kmでペースを作れている。
  • 3km地点。今回の目標はサブ3.5への挑戦だ。超難コースである、ちばアクアラインでやることではないと解ってはいた。それでも挑戦したいじゃないかい。レース展開の設定は、5'00''/kmを30km地点までキープするイーブンペースだ。30km以降は失速するだろうけど、ガクンと落ちたことはこれまでにない(フラグその3)。これで君もサブ3.5ランナーへの仲間入りだ!! 4'57''/kmで走行中。
  • 6km地点。いい感じだ。右膝にはなんの痛みも違和感もない。4'46''/kmで走行中。
  • 9km地点。いよいよ封鎖した高速道路の料金所を通過。目玉のアクアラインに入った。空は曇でグレーだが、これはこれで野性味があっていい。気分は最高潮に達しつつあった。5'02''/kmで走行中。
  • 12km地点。公式のキャッチフレーズである「海の上を走ろう」を体験している。すごいすごい!! そして情報通りの「天空へ駆け上がる」と謳われている海ほたるへの上りが始まった。その高さ40m、10Fのビルまで登るのと同じだ。さすがにペースは落ちて5'12''/kmで走行中だが、メンタルは好戦的そのものであった。来るなら来いや!!(フラグその4)
  • 14km地点で海ほたるに到達。巨大なエイドには千葉県特産品が振る舞われているが、もちろん取らない。4'49''/kmで走行中。
  • 17km地点。爽快で楽しかったアクアラインもおしまいだ。潮風の香りを何度も嗅いだ。4'37''/kmの最速ラップを記録したのはここだった。


多くのランナーが写真を撮っていたので、わたしもシャッタを切った。もっと余裕をもって、何枚か撮るべきだったな。

ひるめしのもんだい

scene at 1200-2200

  • 21.0957km地点(ハーフ通過)のタイムは、1時間43分37秒。完全にサブ3.5を射程圏内に捕らえていた。4'56''/kmで走行中。
  • 26km地点。30kmまではペースをキープだ。先ほどから、野性的な風貌のキリッとした女性ランナーと抜きつ抜かれつになっている。ワイルド姐さんと命名して追尾することにした(not ストーカー行為)。4'58''/kmで走行中。
  • 30km地点。今回のちばアクアラインの沿道の応援は過去最高の盛り上がりだ。特に低学年の小学生がすごいぞ。日曜日に動員をかけられているのだろうなぁw わたしは、猫と子供と年寄りにも大変にモテるので、ハイタッチの連続でサービスしていく。5'12''/kmに失速したが、これでいいのだ。このまま5'40''/kmまで失速してもサブ3.5に入るはずだ。
  • 33km地点。難所である高さ40mの坂に挑む。この40m級が今回は4つある。そのうちの3つめのはずだ。5'31''/kmに失速するのは当然だろう。
  • 34km地点。坂を制した。ワイルド姐さんと横並びのサイドバイサイドで駆け抜ける。下りに入ってしばらくした時に、ソレはやってきた。太もも、ふくらはぎが岩のように固まって動かなくなった!! モータースポーツで例えると、マシンがエンジンブローを起こして白煙を吹いている状態だ。初めての経験に愕然として、何もできない。意思には関係なく、走るのをやめていた。脇をワイルド姐さんが抜けていく。7'13''kmで走行中。
  • 38km地点。太ももを叩いたり揉んだりして、騙し騙し走るというか、ヨロヨロとジョグしていく。先ほどまでは絶大に背中を押してくれていた小学生の応援が、残酷に響いてくる。「がんばれー」「負けるなー」「根性ぉ!!」などなど。呆然としつつも走りらしきものをやめない。8'13''kmで走行中。
  • 40km地点。この期に及んでも、サブ3.5には届かないが自己ベストは狙えるタイムだ。30kmまでの疾走による貯金だ。そして、まさかの坂が再びやってきた。初めてエイドの給食を摂ってみる。千葉県産の冷凍ブルーベリーが最高に染み入る。さらに、私設のエイドにピットインもしてみた。これまた初めてで、家族4人がかりで足にエアサロンパスを吹いてもらう。効果はなかったけど・・・。7'13''kmで走行中。
  • フィニッシュラインをヨロヨロと通過。タイムは4時間06分38秒で、サブ4を陥落。


なんとかフィニッシャーメダルをげとーしました。達成感の前に呆然としていた。

  • 更衣室まで戻るのも苦行なほど、足が動かない。ぱんぱんに張り詰めている。そして最寄り駅の木更津駅まで徒歩?? いやいやシャトルバスが来ましたよ・・・。
  • 千葉駅まで撤退して、日高屋にてぼっち反省会。



疲れた身体に天津飯の甘酸っぱさが、沁みるぅ。我ながら、この選択は素晴らしかったぞ。

  • 2.5時間かけて地元駅までたどり着く。帰還するなり、フェルビナクを足に塗りたくって斃れた。ヲレは、死んだ。

scene at 2200-2400

  • がっつりと気絶している。下半身が痛くて寝返りがうてない。

善因善果 悪因悪果

  • 大会名: ちばアクアラインマラソン2024@千葉県木更津市袖ヶ浦市
  • 開催日: 2024年11月10日 日曜日
  • レース形式: フルマラソン 42.195km
  • 天候条件: 曇り、平均気温18℃(15℃/24℃)、湿度70%
  • グロスタイム: 4時間06分38秒
  • ネットタイム: 4時間06分24秒
  • 平均ペース: 5'47''/km
  • 最速ラップ: 4'37''/km@17km地点
  • 平均心拍数: 160 beat/min
  • 平均ピッチ: 168 spm
  • 平均パワー 180w
  • 総上昇量/総下降量: 219m/193m
  • 最高高度: 63m
  • シューズ: マジックスピード3


一隻眼


足が痙って動かなくなったのも、アクアラインで素晴らしい疾走ができたのも。すべてが自分のせいだよ。不幸も幸福も、100%が俺のせいになる。だから、わたしは走っているんだよ。

きっと何者にもなれないお前たちに告げる

  • 2点。