• 唐突に電話が鳴る。受話器を上げた途端に、聞き覚えのある甲高い声がこう告げた。「bajaくん、いるかい?」_| ̄|○
  • 自分が誰だか名乗りもせずに、いきなり名指ししてくる人物は、そう多くはない。ヲレの師匠である。
  • 新しいプロジェクトを手伝えとご指名。さらにその新プロジェクトについて、狂躁的に語り出す。内容は小学生が語る「僕の考えた最強ロボ」と同じだ。
  • 手伝うのはいい。ヲレは、弟子なのだから当然。しかしだ、絶対に発表もされないし、論文にならない。ある程度のデータが出ると、「今はその時期ではない」と納屋の奥に引っ込めて、知らん顔だ。
  • つまり、やっても師匠の御心を満足させるだけ。ここ10年、それが繰り返されてきた。私が語ると角が立つので、ラインハルト陛下に語っていただこう。

ラインハルト「教えてやろう、キルヒアイス。これを一般的には、老害と呼ぶのだ!」
キルヒアイス「おさすがでございます、ラインハルトさま」

  • もちろん、お受けする事にする。拒否権は元より無いし。しかし、実験は自らしない。遺伝子産物を取り出したら、外部の業者さんに、解析を投げる事にする。ダメージコントロールぢうよう。
  • 免疫染色、セカンドプレイ。これだけpushしても、まだn=5かよ、_| ̄|○