• どんより。ちょっとは太陽が攻撃の手を緩めてくれた日。蒸しますがね。雨の予報につき、58ちゃんたちの水やりはお休み。数日ぶりのお休みが嬉しいというか、楽ちんというか。単なる道楽のプランター菜園でさえ毎日の管理は必要で、完全に楽しいのは開始ひと月までだろう。今は、義務感と楽しみが半々といったところだ。
  • これが、プロの生産者の仕事だったらどうなるか。考えただけでゾッとする。少しでも手を抜いたら売り上げダウンどころか、出荷不能になる作物・家畜。よって、毎日毎日の管理が必要であり、それが仕事だ。農業ってことだ。田畑と畜舎に一生縛り続けられる。農耕民族ってことだ。家族経営における極論だが、一泊二日の旅行にも「死ぬまで」行けないのですな。
    • 畜産ヘルパーなどの制度があることは知っています、念のため。
  • こういった概念というか現場の現実は、もうええわぁ!というほど聴きながら学生時代を過ごした。血を吐き出すように「牛飼いだけは死んでも嫌です」と吐露する跡取り息子も身近にいた。それを聴きながらのわたくしは「ふーん、大変やなー、斜陽になるワケやね、この業界」と知った顔をするだけだった。その頃のわたしは、目の前の遺伝子配列をアブナイ放射性同位元素を使って解析するのに夢中であり、現場のことは別の世界の別の星の事と認識していた。
  • 学生時代から数十年を経て老人となったわたしは、道楽で始めたプランター菜園で初めて現場を強く感じたといえる。もちろん、各個人の違いが大きいが。母校ご自慢の「実学では何人たりともヲレの前を走らせねぇ!!©F」というセールスポイントは完全に失敗していると思う。
  • ひとまず。
  • 親会社の方で何やらごにょりごにょりしているので、人口密度が低くなっており快適。朝から重めの肉体労働をスタートさせた。
  • 細胞側に抗体を噛ませたところで午前中は終わり。