• 水曜日から温泉ですかい。控えめに露天風呂を楽しんでいたら、セーラームーンのコスプレのような金髪ウィッグをつけた人が同じ湯船に入ってきた。タオルで胸まで覆っている。一瞬ドキリとするのは本能だが、すぐに理性を取り戻して状況を理解した。いわゆる「中の人は女の子」なのだろう。
  • 「中の人は女の子」はわざとらしくシナを作って恥ずかしがりながらキョロキョロしている。周りのおっさんたちが一斉に湯船から退避を開始。もちろんわたしも続いた。
  • やがて大学生の5人組が目を付けて、かなりの大声でからかい始めた。その様子を見て、誰かがスタッフを呼んだのであろう。女性スタッフが現れて「彼女」を湯船から出しにかかった。会話が漏れ聞こえてくる。典型的なオカマ声で「アタシだってどっちに入ったら良いかわからなかったのよ!」とやりあっている。もう一人の女性スタッフが援軍に駆けつけて、左右から挟み込んで連行して行った。
  • 中々に面白い体験をしたな。まぁああいう人の悩みはいろいろあるだろうねぇ。わたしのスタンスは「存在は認めるけど、理解は絶対にできない」という都合のいい逃げ道があるヤツである。