• 気温はぐんぐんと上昇。今年は真正面から攻めてくる。
  • 装備を整えて、1350に自宅を出撃。今期初の夜戦を挑みます。
  • 新宿宙域に移動。コクーンビルにて仕事で悩んでいる生態学関係のお高い御本を複数立ち読み。だいたいわたしの考えと合っていた。間違っているのは先方の方か?? しかし相手は専門家だからなぁ。
  • ムササビ山へ進撃を開始。1号路にてクスリまで登る。路面がカラカラに乾ききっている。山全体の湿度が低い。虫の飛びは悪いだろうなぁ。加えて3連休の初日。冗談ではなく虫より人の数が多くなるだろう。
  • 日没まではブリタニア語の修行で時間つぶし。1830、装備をアクティヴにして哨戒を開始。


新型のLEDライトが火を噴くぜ(噴いたら困る)。

  • 哨戒を開始して程なく。まだ一般の観光客が残っている明るさだ。1人の中国人らしき青年が英語で話しかけてきた。向こうの英語よりも、わたしの英語のほうがマシだとすぐに分かったので落ち着いて話せた。

中国人青年「頂上まで行きたいのにゲートが閉まってる! どうしたらいい」
baja「寺の横に別のルートがあるよ。でもライト持ってる? 真っ暗だよ? 危ないよ?」
中国人青年「でも行きたい。どうしたらいい」

  • 不毛な会話になってしまった。中国人青年は頂上に登るという決意を絶対に曲げなかった。そこに白人男性x1と日本人カップルが加わってきた。日本人カップルの青年の英語のほうが、わたしよりマシだとすぐに分かったの中国人を押し付けた。すると白人男性が話しかけてきた、orz いや、ヲレは虫を採るのに忙しいんだよ。

白人男性「(わたしの捕虫網を指さして)これで何を捕まえるの?」
baja「虫だよ。ビートル。飛んでくるんだ」
白人男性「ファーブルって知ってる?」
baja「知ってる知ってる!!」
白人男性「僕の家はファーブルの生家のすぐ近くだよ。10kmぐらい。たくさんの日本人が来るよ!!」
baja「ファーブルは僕のヒーローだよ。じゃあね、グッドラック」

  • 会話を打ち切ってこれ幸いと逃げ出す。いやいや、よく英語喋ったし、ちゃんと通じたじゃない>わたし。
  • 改めて哨戒。開始30分でやはり今日はダメだと分かる。虫の飛びが異様に悪い。乾燥しすぎている。何しろ、涼しくて(標高あるからね)、快適だ。蒸し暑くないと飛んでこない。
  • さらに1時間後。大型の甲虫はノコギリクワガタ♀x1とウスバカミキリx1という酷い結果。そして気がついた。外灯が全てLEDに換装されていることに!!
    • LEDは白熱灯に比べて、著しく虫が飛んできません。もちろん一般人にとってはその方が良いことは当然ですが。
  • これも時代の流れだ。遅かれ早かれLEDになってしまうことは分かっていた。それでもちょっとショックだな。
  • 2130、タイムアップ。クワガタとカミキリはそれぞれ1頭のみ!! これはどうにも。コクワガタが飛んでこないのもおかしい。LEDのせいか、今日の気象条件のせいなのかは分からないが、今期の初戦はB勝利ぎりぎりだ。
  • 途中、同じ歳ぐらいの虫屋さんに話しかけられた。彼はLEDになってしまった事に憤っており、かつ息巻いている。だから、一般人にとってはその方が良いんだよ。いい年こいて虫採りする人間なんか知ったこっちゃねーのよ。それが分からないようだ。