• 午後から見事な牡丹雪。雨粒が大きかったからなあ。そのまま大きい雪になったもよう。
  • 佳境に入ったところで、またもや予約を入れずに他人の予約時間に割り込んでくる老人が出現した。こちらは時間と共に光が減少していく試薬をサンプルにつけている。正直、焦る。途中で物理的な排除も考えたが、行動には起こせなかった。わたしの時間なので、早くしてくださいと抗議しただけ。
  • 予約のルールなんか眼中に無い人間に、抗議は攻撃力ゼロである。「あーはいはい」と返ってきただけ。
  • やった者勝ち、声の大きい者が最終的には勝利することを、ここ最近覚えてきた。物語だとこの手の輩は周りから非難を浴びさらに天罰的な事が起こって敗北していくが、現実では、そんなことは絶対にない。周りからの非難は抗議と同様に攻撃力ゼロだし、天罰を与える神様は不真面目で殆ど仕事をしないからだ。
  • 帳面(予約表)に書いてあることをそのまま守ろうとするわたしは、院生S嬢に言わせると「典型的な日本人」なのだそうだ。そうなのか。
  • わたしは、ルールを破っても破られてもココロに傷を負う脆弱な人種だ。いさかいを避けるためにルールに従うワケだ。お互いにハッピィが一番じゃねぇか。
  • ルールを破っては罪悪感に襲われ、ルールを破られては怒る(しかし抗議するだけ)。声の大きいやった者に接触されたら最後だ。食われるだけ。
  • ルールを破っても破られても、まったく動じることのない「強い人間」になりたい。この手の人は動じることはないので、「怒る」ことはない。ココロは穏やかに落ち着いている。わたしのような者が現れてぷりぷり抗議しても、ニコニコしながら「何を言ってるんだい?」。強い、強すぎる。
  • あの老人。名前は覚えた。耐えに耐えて爆発した時の日本人の恐ろしさを教えてやろう。物理的に、精神的に。
  • サンプルは減光することもなく、ご機嫌なバンドとなって顕現した。よしよし。