• 明日からの試験準備。嫌気性菌、好気性菌をそれぞれ起こす。
  • ハルヒ驚愕を読みきってしまうことを決意。1900離脱。
  • 以下、極力ネタバレにならないようにしたつもり。
    • テンポが悪すぎる、これに尽きる。分裂から驚愕(前)(後)の3冊だが、2冊がちょうどいいと思う。
      • 名物のキョンのぼやき、いわゆるキョン節は今回も絶好調。しかし、「消失」からキョンが能動的に世界への干渉を決意したこと、さらに我らが団長がほとんどそのDQNぶりを発揮しないこと。この2点が加わったことで、従来とはキョン節が異なってきた。
      • つまり、その多くがハルヒに向けてのぼやきだったのが、全てと言っていいほどキョン自身に向けられている。これは、ぼやきではなく、単にうじうじしているだけである。
      • 消失以来、キョンは自ら世界を選び腹を決めたワケだ。腹を決めたことに関しては揺るいではいないが、一般人としての無力をうじうじしている。一般人ならではの行動で見事に(長門、朝比奈さん(大)のサポートはあったが)解決したキョンはどこへやら。
      • 我らが団長、涼宮ハルヒは、完全に脇役というよりキーアイテムとして扱われている。さらに、飛車(長門有希)と角(朝比奈さん(大))落ちで、圧倒的な敵勢力(佐々木団)と対峙せざるを得ないキョン。だからこそ、消失で「覚醒」したキョン自身に期待していたのだが。ただただSOS団は一つだ、俺は守る!と意思表示はするが何もできなくぼやくだけ。
      • 飛車(長門有希)・角(朝比奈さん(大))落ちで、残る手駒は「一度だけ」機関を裏切ってSOS団に組すると約束した古泉一樹と、ご自身のみでは役に立たない朝比奈さん(小)のみ。始終、劣勢に立たせされ続けるSOS団(=キョン)。
    • 以上の要因より、物語が動くのが異様に遅い。さらに、副産物して敵勢力(佐々木団)の未来人、藤原の悪役ぶりが際立つ結果に。これはなかなか感情移入した。本気でムカついたw
    • 後半、古泉一樹がついに感情をストレートに出した(言葉使いは乱れていない)。これはなかなかに燃えた。
    • サブキャラクタで頭角を現してきたのが国木田。キョンの同級生男二人組のアタマがいい方ね。今後も本筋に関わってくると思う。
    • 鶴屋さんの偉大さはさらにアップしている。結局は、この人が最後のキーパーソンなのかも。
    • 新ヒロインの佐々木。わたしは人間的に好きよ。ただこの人の必要以上の説明ゼリフでテンポが悪くなったのも確かだ。
    • アニメ化するには、まだ尺が足りないかな。劇場版でうまくまとめられたら最高のベースになりそうだ。佐々木のCVは、沢城みゆきち先生。九曜は悠木碧さんでどや?
  • こんなところ。まだキョンの2年生としての生活はたったの一ヶ月たらずだ、続きは長い。また新作が4年後にならないように余勢を駆って新刊を出してほしいな。