• ぽつぽつと降雨開始。来たか。連続的ではないが、これから山間に移動することを考慮すると装備換装したほうがよさそうだ。「レインバスター」を引っ張りだして蒸着。ザックカバーも展開した。


さぁ、どんどん撃って来なさいな!!

  • しばし市街地を走行。古代都市はお世辞にもチャリに優しいとは言えない。交通量は多いし、何よりも自転車が走るスペースが突然として消失することがママある。そんな時は、大抵は反対車線に走るスペースが出現しており、えっちらおっちらと横断しなくてはならない。
  • しかし、そんな走行も30分以内で終わる。農家がすぐに出現し始めて、自然が濃くなっていく。やがて、道は急峻な坂道に变化する。奈良盆地とはよく言ったもので、市街地をぐるりと城壁のように山地が包囲している。
  • ヒルクライム開始だ。電動アシストのパワーを上げて、アタック。前もって、地形図の等高線で坂道の傾斜は調べてあったが、やはり実際に見ると迫ってくる感覚に押される。


こんな感じの狭くて急峻な林道を4時間以上も登り続けた。残念ながら「無我夢中」になるには歳を重ね過ぎており、時おり「ヲレは関西までぼっちでやって来て、雨の中何をやっているのだ??」と冷静になってしまう。

  • よさそうな箇所を見つけると、移植ゴテで穴を掘りプラコップを埋め込んでいく。オサムシを中心とする歩行昆虫狙いのトラップだ。エサはカルピス原液を少量垂らす。一晩経った後、コップに落ちたムシを回収する。
  • やはり生き物の姿が濃い。絶対的な生物量が、地元・彩の国は桁違いだ。関東では見られない動植物を見つけると、脳内麻薬がジンワリと分泌されるのが解る。


関東以西に分布し、南方系の種類として位置づけられるモンキアゲハ。日本最大級のチョウで迫力満点。関西の人にとってはごくフツーのチョウなんですけどね・・・。


樹液を垂れ流す巨大なウロを形成しているクヌギ。7月あたりだと、クワガタ・カブトで大盛況だろう。関東では数が少ないヒラタクワガタも普通に見られるはず。こんな素晴らしい木がごろごろと生えており、最後はあまり気にしなくなったw

  • いいところばかりではなかった。この林道、異様にゴミが多い。いわゆる不法投棄であろう、巨大な家電や原付バイクがそこら中に打ち捨てられている。林縁部には、空き缶やエロ本といったお馴染みのゴミに加えて、注射針や点滴などの医療廃棄物がいたるところにぶちまけらけている。分厚いブーツを履いているとはいえ、血液付きの注射針なんかを踏みつけた日にはシャレにならない。行政も動いており、数百mおきに違法投棄に警告するアナウンスが流れてライトがチカチカ点滅するデヴァイスが設置されている。誰もいない林道(2日間、誰とも出会わなかった)で突如として「違法投棄は法律で禁止されています!!」と大音量で叫ばれるので、ビクビクちゃんだ。プラコップを埋める行為も違法投棄なんだろうか・・・。もちろん、翌朝には全て回収するのだが。


忽然と姿を現す氏神様の社。味があり過ぎる。ちゃんとお参りしようとしたが、オオスズメバチが巣を作っていて遠目に見ることしか出来ず。

  • 日没時間の少し前に作業終了。雨の中をどろどろになって50個のコップを埋めた。さて、帰還だ。
  • 市街地まで戻って、荷物を回収。去年と同じ宿に投宿。
  • シャワーと350mlのSAPPOROでHPを回復。食料調達に出かける。
  • 押さえておきたい地酒、風の森を確保(扉写真)。シャレオツな細長い瓶に入っていた。アテはスーパーの半額弁当。
  • 戻って、ビジホぼっち宴会を開始。これも楽しみの1つ。風の森は確かに美味。微炭酸と超絶フルーティがたまらん。


ビジホぼっち宴会といえば、こいつらでしょ〜。舌に異変を感じるほどの化学調味料が美味い地酒を台無しにしていくwwwww