「この勝利、僕の力なんて些細なものさ。この雨と…そう、提督のおかげだよ。」
駆逐艦・時雨。紹介絵は、限定サンタクロースバージョン。「呉の雪風佐世保の時雨」と言われた超のつく幸運艦。名だたる海戦をくぐり抜け、武勲を上げ続けた。レイテ、マリアナ、ソロモンと巨大な海戦を切り抜けただけではなく、時雨自身も、第一次ベララベラ海戦、第二次ベララベラ海戦にて敵機撃墜7機、渾作戦では、B-25爆撃機4機撃墜、ウルフパックを組んで、帝国の通商破壊の元凶となった潜水艦・グロウラーを撃沈と奮戦。常に生還を果たしてきた。しかし、返せば味方の艦の死を見続けた事に他ならない。特に、スリガオ海峡夜戦で彼女が目撃し、生き証人となってしまった地獄は、人生の無常さの象徴とされる「時雨」と彼女の艦名が一致してしまった悲劇となる。ゲーム中での、彼女の悟りきった厭世観漂うセリフはこれらの経験からと思われる。最後は、米潜水艦・ブラックフィンとの一騎打ち。電探射撃で果敢に撃ちあったが、僅かな差で雷撃をかわしきれずに力尽きた。