- さらに、合間にポジコンにてPCR。
- 1500、泳動。
- おかしい(汗。何故にかからんのだ>PCR。
- 酵素がお亡くなりか?
- やる気が失せた。体は動くが、今日は撤収しよう。
- 定時逃走に成功。
- や、凄い、こんなの初めてらしいDEATHよ、奥さん!!
- ふにふにと新宿宙域に移動。ふだんならば、面倒臭くてあまり利用しない前売り券を、ぬかりなく確保。少しでもkaneの損失を防ぐためです、艦長。
- ワタクシ、bajaは、小説「亡国のイージス」の大ファンです。その辺りを踏まえつつ、極私的レビューです。
- 原作は、原作は、と喚いてうるさいですが、福井氏の名前を出して、小説もタイアップで増刷中なのだから、比べてもいいよね?
- 小説は、それはそれは深く、キャラクタが語られています。それを無理やりに詰め込んだ結果が、今回の映画です。
- 原作を読んでいる人間ならば、「脳内補完」する事で、納得できる場面が多数あります。しかし、小説を読んでいない人間ならば、「唐突」「意味のない行動、アイテム」と思うのは当然の結果でしょう。
- 粗悪なダイジェストとも言えます。なにせ、ストーリーの要をぶっ壊して、順序を入れ替えて、短縮しているのです。それでも無理に原作を踏襲しようしている(苦笑。
- 巨匠が仰ってた「唐突なキス」など代表例。原作を読んだ人間ならば、戦闘マシン「ジョンヒ」が、甲斐を確かめるために、同じ戦闘マシンである、如月行と意思を共鳴させる、大事なシーンです。映画じゃ、格闘してもつれ合って何故かぶっちゅーで、じたばたと溺れていくジョンヒのシーンは、最高の笑いどころと化しています。
- 各キャラについて少し言及してみましょう。
- 先任伍長・仙石恒史。学歴もなく、不良グループとつるみ、仕方なく進路先を海自に選んだたたき上げ。それでも、自らの居場所を護衛艦に見つけて、家族も得た。しかし、任務に熱中するあまりに家族には捨てられ、唯一の「甲斐」の護衛艦さえ、最新鋭のイージスシステムに、旧式の知識が着いていけず、護衛艦の居場所まで失いつつある、くたびれた48歳。唯一の居場所は、航海中に「絵を描く」だけ。・・・を、二枚目の真田広之さんがやる訳だ。違和感有りだって。おかしいよ。しかも「戦闘能力は皆無だが、船乗りという特殊技能を有する」という場面が、実に分かりにくい。戦闘プロのテロリスト集団に対して、船乗りの知識で戦っていくのが魅力なのだけど(この辺りは、ホワイト・アウトににている)。ローレライの時の役者さん達もそうだけど、ずっと顔色がよくて、つやつやしてるし。場面ごとに、明らかに真田さんが太ったり痩せたりしてるし(プロの役者のすることか?)。
- 謎の新兵・如月行。とある組織に、ほとんど拉致され、工作員に仕立て上げられた少年。冷酷無比な戦闘マシン。肉親との悲惨な過去を持ち、それから逃げるべく任務に集中する、悲しい少年。撃たれる前に撃つのを躊躇わないココロと身体。・・・をなんだか知らんが、やたらと爽やかなボクちゃんが演じる訳だ。ファンの人すまん。でも明らかにミスキャストだ。先任伍長・仙石に対して、タメ口で渡り合う場面は、まるで、隠れてタバコを吸っていたのを担任に見つかった生徒のようです。じつに、ほほ笑ましい場面と化しています。
- 謎の女性工作員・ジョンヒ。もう最低だ。劇中では、ジョンヒの名前さえ出てこないし。喋らない理由は、ノドの傷を見せる一瞬の場面だけ。あれで、どーせいっちゅうねん。原作読んでる人間なら、一瞬で「脳内補完」する場面である。ホ・ヨンファとの関係を解った人、いるかい?
- イージス護衛艦「いそかぜ」。ただやたらと「空からは近づけない」を強調するだけ。射程と索敵の長さを説明すべき。いかに、恐ろしい程の盾の能力を有しているかを説明すべき。僚艦「うらかぜ」との戦闘も、あれじゃあ何がなんだが解らんだろう。ただ飛び道具を撃ちあってる場面に見える。「射程」の概念がないからだ。
- それとなんで、あんなにマターリと物語が進むのだ?緊張感のヒトカケラもねーよ。全然ドキドキしないまま、ふにゅぅっと流れていく時間。
ホ・ヨンファ「何時になったら、福井原作とフジが組んで映画を作ると必ず、萎え作品ができ上がると気がつくのだ、日本人?」
ホ・ヨンファ「貴様らには、映画作りの誇りも、恥もないのだな、日本人?」