- 栃木県のやや北寄りの川にアプローチ。実は、この河川で野宿するのは4回目。前回は7年前に訪れているらしい。
- 鮎が遡上する事で有名なこの川。なかなかに穴場です。鮎釣り師と野宿者(カヌーやバイクの旅人)は、あまり良好な関係とは言えず、特に鮎解禁直後のこの時期はいろいろとトラブルが発生します。この川は、ポイントがハッキリしているため、住み分けができているのです。
雷雨が来ようがトルネードが来ようが、コイツらだけはキチンと確保しておくのがわしら流だ。
- ポイントにアプローチ開始。オフロード走行に移行する寸前に、雷雲とリンゲージ。回避運動開始を全艦に通達。各自がてんでばらばらに回避を終了した途端にヒョウがバラバラ降ってきた。いいタイミングだ。
- しばし強烈な雷雨を鑑賞。
- 見事にやり過ごしたわしらは、再びポイントにアプローチ開始。雷雲の第二波はないが、山間なので突如の発生もありうる。神速で部隊の展開を完了した。川の増水も殆ど無し。あ、地形やその他はちゃんと見てますので、万が一の増水で取り残されるようなヘマはしませんよ? この道、20年目のヴェテランたちです。
人の気配がまったくないポイント。この場所は極秘なのだ。もっとも増水で地形が頻繁に変わるので来年あるとは限らないんだが。
屋根を確保したら、もう怖いものはない。ゆっくり飲りましょう。
- 薪の確保やら料理やら写真やら釣りやら昼寝やらとまったく統一性もなく蠢き始めるおじさんたち。わたしは、某新宿の麻婆豆腐店の特製ラー油を装備してきたため、せっせと麻婆豆腐のビルドを開始した。
- 頃合いを見て、炊事班長が集合をかけた。全員作業の開始である。今回のウリは、串揚げ。前回は焼き鳥だったので串串シリーズ第二弾ということになる。
まずは、串うち。焼き鳥に比し、ここは楽。胸肉やつくねの串打ちがいかに難しいかがわかる。
パン粉付けへ。卵で小麦粉を溶かないのがポイントだそうだ。水で溶くことで衣が薄くなるらしい。
最後は揚げる。せわしなくなりはしないかと危惧したが、意外にのんびりとビールを飲みながら作業できた。
あつあつシュワシュワのところにウスターソースをさっとくぐらせ、カラシを適量塗る。さあ、あとは口にほおりこむだけだ。アチアチと空気を抜きつつ勢いで勝負。直後にキリッと冷えたビールを流すとこの世の天国へ逝ける。