• 早めに着いたのでわたし以外の客はうら若きOL制服のおねーさん1人であった。こういう客は要注意だ。OLで独りでカレー屋に早めに来ているのだ。
    • 読み通りに、OL制服おねーさんはプロ選手であった。彼女は鮮やかに手仕込みとんかつカレーに、ほうれん草トッピング、ライス200g減かつ4辛増、ラッキョウとわさびのタルタルとプロらしい小気味良いワザを矢継ぎ早に繰り出していった。女性格闘家としての強みを十二分に心得ている。最後に、わたしの方を鋭くガンを飛ばして、決め技を放った。「納豆トッピング、追加で!!」
    • 明らかにわたしを挑発している(bajaさんはしかるべきお医者さんを受診しましょう)。豚珍館ならともかく、ココイチならわたしだってA級だ。引くわけにはいかない。相手と同じワザを全て受けてから、同じワザを返して倒す。これが、ストロングスタイルであると解釈しているわたしである。燃える闘魂の借金王も言ってましたよね?
    • フィッシュフライカレーに、ラッキョウとわさびのタルタル、3辛増を3ヒットコンボで繰り出した。フィニッシュに、ほくそ笑みながら「納豆トッピング・・・追加よろしく!!」
    • キマった。のはいいが、納豆をカレーにかけて食べるの初めてです(ぇぇぇ 納豆カレー。その存在はもちろん知っていたし、ココイチのトッピングに長らく君臨しているのも知っている。素の納豆にSBの粉末カレー粉を散らして練ってから熱い白飯にかけて食べると美味いのは体験済みだ。しかし。カレーにおけるその実力は未知数だし、実際にヤるとなるとキワモノの境界例という気がする。
      • これが納豆スパゲティになると知名度はグッと高まり、少々変わっているがプロらしいワザであると世間の認識も変わるのは何故なんだぜ?
    • 結論から言おう。納豆カレーは「試合として成立する」。まぁ、アリかなと。しかしもういいかなと。意味が分からないなと。煮えた変な豆がカレーに浮いているなと。そーいう事に相成りました・・・。
    • ひとまず。