• レモンラーメン@近所の応援しているラーメン専門店その2。
    • レモンラーメン。ここ最近、その存在がクローズアップ現代されてきたジャンルであり、当然ながらまだまだマイナだ。カレーラーメンやトマトラーメンの方がまだ通りがいいだろう。
    • しかし、レモンの輪切りが浮かぶそのビジュアルは独特であり、web界隈ではイロモノとして認識されつつある。試しに、レモンラーメンで画像をググる先生に質問してみるといい。
    • もちろん、わたしも初実食だ。美味しいものを食べるというより好奇心を満たす感覚が近い。
    • 食べてみて驚いた。美味いし、何よりも連食したくなる味だ。つまり、ある程度の中毒性がある。ゆっくりとだが、1つのジャンルとして浸透・定着する可能性も十分にあると思う。うけ狙いのイロモノなんかじゃない。


最重要ポイントは、スープ自体は酸っぱくないという事。酸辣湯とは違う。スープそれ自体は、良質で少しオイリーな塩ラーメンだ。浮いているレモンの輪切りをレンゲの上で突き崩し、自分のタイミングでレモンの香りと酸味を加えるのだ。まずは、そのままスープを飲み麺をすすり、すかさず輪切りレモンを使って、レモン化したスープを飲み麺をすすり、そして再びそのままスープに戻るといったムーヴが基本となる。
輪切りレモンから出る果汁の量は多くないので、スープ全体が酸っぱくなることは終盤までない。また、輪切りレモンの総数は4発と限られている。使うタイミングにも各プレイヤーのセンスが試されているので油断がならない。わたしは、突き崩して果実部分が少なくなった輪切りレモンを叉焼に挟み込んで食すというスプリット的な技で大いにプレセンスを示すことができた。
食べている途中で気がついたのだが、このレモンラーメン。焼き肉のタン塩焼きがヒントになったのではなかろうか。