• 山頂でぼっちランチ(お、韻を踏んだいい響き)を満喫したところで、終わりがきた。山の天気はなんとやら。強風とともに降雨開始。まぁ、そうなるな。


ザックカバーを展開し、東屋の下へ緊急回避。やーれやれ。

  • 叩きつけるような雨をぼへっと眺めつつ、文庫本を消化しつつ、お隣に避難してきたサモエドちゃんをがっしがっしとジョナサン・愛撫しつつ時間つぶし。


でっかいサモエドちゃん。彼女が隣にいたおかげで退屈しませんでした。時折「ぺろん」とキスのサービスをしてくれたのだが、舌の面積はワタシの顔面をはるかに凌いでいた・・・。

  • 2時間、滞在。動きようがありませんよ。その間に、売店は店じまいするわ、老人グループのメンバーが足をくじいたとかで大騒ぎが勃発するなど。老人、すげーな。怪我人を麓まで車で乗せていけ、と売店の店員に声高に要求してやんの。エラソーに「山ではお互いに助け合うのがマナーだろ!!」と最初からなんてことを言うんだ。
  • 「米の挑発的な態度により南沙諸島の平和は乱され、日本の安部首相による軍事国家復活によりアジアの平和が乱されている」という某国のアッピルと全く同じに聴こえてしまい、草不可避。案の定、店員にはお断りされているし。そりゃそうだろ、ここは山頂まで自動車道路が通じているのだ。一般車両は入れないが、救急車は元より、緊急の際のタクシーだって呼べるはずなんだから。それに、その足を大怪我(自称)しているばーちゃん、ひょこひょこ歩いてるじゃねーか、orz
  • いやぁ、退屈しないなぁ、大泉くん。


がまさん、ちぃーっす。夜行性のこいつらが歩きまわるぐらいに周囲は暗くなっておりましたとさ。

  • ようやく小降りになった所を見計らって、5号路や4号路を周回して、時間つぶし。もちろん小雨なんでムシなんざいませんよ。
  • 1700、1号路方面に進路変更。薬王院へ。ここが夜戦の起点となる。
  • ケーブルカーの終電が出た後に、未だに帰らない女子二人組がおるの。「こちら側」のニンゲンだ。匂いですぐに分かる。やがて、彼女たちは懐中電灯に赤セロファンを被せて楽しそうに点検を開始した。ムササビ屋さん、だ。
  • ヘタすると、母校の後輩の可能性もあるのでこっそりと文庫本を消化していたら、向こうから声をかけられてしまった。暗い山中に暗い目をしたヒゲ初老(わたしの事だ)。怪しくないわけがないが、いい度胸しているというかもこちらの匂いがバレたか。果たして「虫屋さんですか?」とすぐに正体がバレてしまった。
  • 都内M大学の研究会所属だった。これから徹夜でムササビ観測だそうで。いやいや、お若い。
  • お互いに健闘を祈りつつ、行動開始だが。わたしの敗北は決定している。何故ならば、吐く息が白い。うむ、ダメだwwww この気温では蛾は飛ぶが、殆ど甲虫は飛ばないだろう。


負け戦だが、恥は知っているつもりなのでな。引かぬよ。夜戦よーい!

  • 雨合羽にフリースで寒いんすけどwwwww


とりあえず、振り回してみた(漢泣。もしかして、早めのミヤマクワガタ辺りがぐぉーんと飛んでくるかも、かも?などという夢は今朝の時点で粉砕されていたのだ。それでも、引けなかったんだよ。

  • 3時間、周回して灯火による戦果はなし。地上を歩行していたエサキオサムシの追加を得たので、またもや敗北は回避したけど。
  • はい、おーわり。完全な闇に包まれている1号路を撤退していく。ここで、キャンドウで買っておいた補助のLEDが大活躍。明るい。すごく明るい。アウトドア用のヘッドLEDよりも明るいのはどういうわけなんだ。これからは、見つけたらストックを買い占めておくか?