• 本日はYou Q! を取得してあります。ここ4年くらいですな、時々ですが有給を使い始めたのは。
    • 5年前までは「有給使わないヲレってかっけぇー!!」と本気で思っていた。有給を使って学会発表や勉強会に出掛けており、これまた「いやぁ〜ヲレっかっけぇーわ、これぞ研究者!!」と思っていた。
    • 意識が変わったのは、自分の寿命を意識し始めてからだ。自分の死について、考えたわけだ。どこぞのアウトドア作家よりも25年ほど早いなw
    • そして意外なことに、仕事も進むようになってきたのだ(大したことないけどね)。そいつは、休暇を自分への餌にして集中するという古典的な方法だと後から元リーダに指摘されて、苦笑いされたものだ。有給じゃなくても、せめて週末を意識して集中すると仕事が進むよ、ともアドバイスされた。
  • ひとまず。
  • さてさてさて、松屋の朝定を食べるカネもケチっているわたくしは、カップ麺 with 生卵とおにぎりでカロリーを入れた後に、採集用具を装備した。作業用の厚手のゴム手袋が泥だらけで使い物にならなくなっていた。抜かったわ。仕方ないので、軍手+ラテックス製のグローブ(実験室用)で代用する。
  • その他はいつも通りの品。web情報によると、本日の目的地であるその広大な湿地帯では、いわゆるその手の虫の多産地であって、採れ過ぎちゃって困るという描写もあったぐらいだ。困らないように、多めの毒ビンを用意して、さらに大きめのタッパーウェアも持っていく。採れ過ぎちゃったら困るもんね(フラグ)。
  • 移動開始。大宮宙域に寄港。一日通しの行動だし、もちろん食堂なんてないのでおにぎりx2、チョコレートバー、お茶、梅しば、ウェットティッシュを購入。梅しばとウェットティッシュが自分ならではのノウハウで、前者は疲れた時のカンフル剤、後者はアウトドアで手を清潔に保つのは快適への第一歩なのだった。
  • ご当地行きの電車へ。4両編成となって盛り上がってくる。
  • 自宅から90分ほどで着いた。こんなに近くだったのか。


入り口付近。ここからでも既に広大と感じる。この付近のみ工事車両が多いので注意して進む。

  • 虫がいるポイントは、湿原そのものではなく周りを囲む雑木林だ。そこまで徒歩で移動。夏場はレンタサイクル屋があるらしいのだけどね。自動車やバイクは、乗り入れ制限があるので注意。もちろんクルマの方が楽だ。
  • 天気はガチ快晴。雲一つない。時おり現れる小規模の林を見つけては突入し、朽木を割るが何もいない。開始30分で悟った。これは、厳しいな、と。


94歳で逝去した祖母からカスリーン台風の恐怖は何度も繰り返し聴いていたので、思わず撮影。

  • 極稀にスポーツタイプのチャリに乗った人が現れるだけで、本当に人が少ない。そして、広い。地平線とまではいかないが、空の天球をはっきりと感じられる。


北海道の農道を彷彿させる。気持ちのいいストレートがずーっと続く。

  • 90分歩いて、ポイント付近に到達。装備をアクティヴに。大きめの湿った朽木を探して、とあるオサムシを捉えるべく探索開始。
  • ・・・。
  • やはり他の採集者が入り込んでいる。よさそうな朽木は既に割られている。泣き言いっても仕方ないので、更に探索。
  • 都市部の河川敷にでもうじゃうじゃいるアオゴミムシが出ないのが気になる。いや、それよりも虫が全くいない! こりゃやべぇぞ。
  • 午前中に採れた、というより発見できた昆虫の数はゼロ!! orz