- どんな山奥でどんなに生息環境が合っていようとも、虫がいない処では虫は採れないのだ。わたしは、ポイントを外している。移動再開。
- さらに2時間ほど進むと、大規模な林が見えてきた。ここがメインだろう。突貫開始である。
広大な湿原を囲むようにポイントは存在している。webで集めた情報でもここに間違いない筈だ。
- おお、これだこれだ。この太くて湿っていてフレークが内部に溜まるぐらいに朽ちたブツ。視える、わたしには視えるぞ。いるな!? アカガネオサムシ!!
- おお、アオゴミムシだぁ。こいつがいるということは、アカガネオサムシだって入ってるだろ?
- おお、コクワガタだぁ。可愛いなぁ。ご当地ラベルとしてキープするか。
- おお、キイロスズメバチの女王だ。夏場は恐ろしくて近寄れもしないけど、今なら寝ぼけているから観察し放題だ。
- おお、(ry
- そして、ヲレは3時間後に力尽きた。
- 冬装備では汗ばむほどの気温。乾いた気持ちいい草むら。ときおり菜の花が咲いている。そして、誰も来ないのだ。ほぼ無人。人工的な音がしない。疲れた身体と打ちのめされたメンタル。へたり込んだ。
ダウンしているヲレ。この後、寝っ転がってすぐに睡眠へと移行していく。
- ・・・。
- きっかりと40分昼寝していた。まだ日は高い。チョコレートバーを齧って第二次攻撃隊を発艦させる。
- 再び違う林へ。もうここで時間的におしまいだろう。
- よさ気な朽木を割るが、出るのはアオゴミムシだけ。ガチ坊主となるので、ついにアオゴミムシも毒ビンに入れ始めた。
- 1630、日没コールド負け。アカガネオサムシどころか、他の大型オサムシさえ全く出なかった。私が、完全にポイントを外しているのか!? この遊水地には他に採れそうな場所はないぞ!? それとも湿原そのものにいるのか、や、それはないだろ!?
- 敗走を開始。
敗残兵の疲れきった身体で2時間以上も徒歩で移動していく。負け犬は惨めに死ぬべし。梅しばを涙目で齧りながら鉄道の駅を目指した。のだった。
- 帰りの電車はさすがに辛かった。ガクッと何回も気絶したが、乗り換えをミスることはなしに地元まで戻ってきた。
- チャリに乗り換えて、健康ランドへ。身体が疲れているはずなので、サウナはx1のみ。心身ともに回復して、ぼっち反省会に出席。
- いつもの肉屋が経営母体の居酒屋へ。春鹿でスタート。
黒板メニューより、上豚タン串をば。タンのくせに脂がっつりで美味し。
チーズ揚げ。スティック上のプロセスチーズを餃子の皮で包んで揚げたもの。あちあちを塩レモンで頬張って黒ホッピーで流す。後半はケチャップどっぷしで勝負。
- iPhoneの万歩計を確認すると、今日一日で30km以上を歩いていた。酒量に気をつけないと悪酔いするし、残るな。ちうわけで、2杯2品1800円で撤退。