鋼鉄の魔女、出撃(映画ローレライ極私的レビュー)

・快調に覚醒。今日こそはローレライを見に行くですよ〜。

・そんなワケで、大ボスとリーダには極力、顔を合わせないように図表作り。

・1700鉄腕DASH!!に成功。池袋宙域に急行。

・さてと、1900からの鑑賞です。平日のこの時間に、かなりヒトが入ってました。注目すべきは、カップル以外にも、男1人、もしくは男同士のカップルがかなりいました。・・・ヲレみたいなヒトだと思います(苦笑。

・鑑賞終了しました。以下、映画ローレライ極私的レビューです。最初に断っておきます。bajaは原作の小説を読んでいるヒトなので、「原作では、原作では」とウルサイです。ご容赦を。内容は極私的です。作品を見る目はヒトそれぞれです。鵜呑みにしないで下さい。

Abstract

(1)原作を読んだヒトたちへ。原作と映画はまったくの別物です。それなりのココロ構えで見に行きましょう。DVD待ちでもいいと思います。

(2)いわゆる「戦争映画」を求めるヒト達へ。この映画はそんなんじゃないので、やめましょう。

(3)この映画を会話のネタやきっかけに、もしくはこの映画を特定の異性と出かけたい口実にしたいヒト達へ。お勧めです。何にも考えずに観ると、お約束の連続で、いいですよ。
特に、漢諸君。貴官が、ヲなヒトじゃない場合は、潜水艦の基礎知識を仕入れておこう。軽く(軽くだぞ)ウンチクを語るとポイントが上がるかもしれませんよ(苦笑。

詳細に入ります。かなりどーでもいい、個人的な突っ込みです。ご容赦を。

・キャラクタの印象が希薄。
まー、仕方ないんですけどね。限られた時間内ですから。しかしなあ、絹見艦長(役所広司さん)と征人くん(つまぶきくん)の過去ぐらいは少しはな・・・。艦長なんか、最初の頃は「腰抜け」呼ばわりだったけれど、中盤からカッコよすぎだわ。ココロに深い傷がある設定なのよ。だから3年も艦(ふね)を降りてたのだよ。征人くんも特攻を安易に志願してるけど、その理由は?

・犬死に多杉。
あのさ・・・完全に犬死に約二名だろ?いい加減にせいや。話を引き締めるスパイスとして死んだのか?原作では、「死に様」が大きなポイントなのだぞ。だからこそ「終戦の」ローレライっていうタイトルなんだけど?

・CG
しょぼ杉。256色で描いてるのか?実写と物凄い違和感だぞ・・・。

・潜水艦の描写
あのな・・・いくらなんでも、白昼堂々と、制海権を掌握された海域で潜水艦が浮上するか?幾ら何でもおかしいって。

[軽く解説]
ディーゼル式の潜水艦は、敵に見つかる昼間は潜って進みます。この間は、「電気」で動いてます。しかし、いつまでも電気では動けません。「バッテリ(電池ですな)」が無くなっちゃうから。バッテリを充電するためには、「エンジン」で発電しなくちゃいけません。なので、敵に見つかり難い夜間に浮上して、エンジンで進みながら、バッテリを充電するのです。エンジンは潜ってる間は使えません。動かすのに酸素いりますね?排気ガスもでますね?

パウラと征人くんのラブシーンはドラマ上、必要にして、条件だ。しかし、青空はないだろ?太平洋の真ん中で星明かりの下で浮上して、ラブでも良かったんじゃないのか?その方が盛り上がる様な気もする。

伊507ことUF4こと、シュルクーフの主砲。あれは対艦用だっ!あれで堕ちるワケねーだろ!イージスシステム+Mk45Mod4なのか(笑?

・パウラ・A・エブナーについて
えっーと、パウラたん、個人的に萌えです。いいです(笑。「オンナが潜水艦に乗るな」とか「衣装がおかしい」というヒト、ごもっとも。でも、いいよね、パウラは(笑。
残念なのは「ほとんど喋らない、かつ、ひ弱」な事。原作では征人くんよりもずっとずっと精神的にも強い存在として、活発に動きます(むしろ、征人くんがパウラに学んでいく、守られていくといった印象)。

・フリッツ・S・エブナーについて
前の記事で、「フリッツは出てこない」と書きましたけど、嘘でした。お詫びして訂正します。フリッツは出てきます。子供の頃の後ろ姿だけ(泣。実際、クレジットにもしっかりと「フリッツ・S・エブナー」と出てました。このフリッツが原作では重要(主要?)人物です。
強引で的外れで、ネタバレ的ですが、フリッツとパウラは、シャア・アズナブルセイラ・マスの関係だと思います。ファーストガンダムで、シャア抜きでやったようなもんだぞ、この映画。

・日本が敗戦寸前なのに、余裕アリ杉、ナチスドイツの描写が全く無い
あのな、制空権も制海権も奪われてるにもかかわらず、白昼堂々とドックに収まってるワケよ、我らが伊507は。うーむ。原作では、この辺がかなり描かれていて、「本当にもう伊507しかない」事が印象づけられてます。
ナチスドイツ・・・ちうか、パウラが収容されてた組織はイメージ映像のみで、あれじゃなんだか解らんだろう?原作を読めと(藁?

・潜水艦特有の戦闘シーン
ありませんっ!水圧の恐怖も、艦内の悪条件(酸素不足、高温多湿、閉塞感、それらに起因する精神状態)などなどまったくありません。


ローレライ・システム
どーせ荒唐無稽で原作を無視なら、いっその事、魚雷を意思でホーミング出来るようにとか踏み外しちゃえよ。あれってサイコミュシステムだろ、どーみても?

・・・・・・・なんか、気がついたら酷評ばかりしてるぞ(汗

・フォローを←何に気を使ってるのやら。・・・繰り返しますが、映画を趣味にしてない者同士のデートや、気分転換には最適だと思います。

・追伸。最後ですけど。iPodが活躍(?)します←本当。これには驚きました。

・O/N。