• 電車はやがてワンマン3両編成となったが、電化されているし、20分おきに運行されている。
  • 次の乗り継ぎで、ようやく旅情らしきものが出てくる。電車の本数は2本/hと減少。それでも電化はされているけどね。
  • 乗り継ぎ駅で宿に電話を入れる。応対してくれたご婦人は、時刻表を暗記しているようで、打てば響くように、そこから先で30分の接続待ちがあると気の毒そうに教えてくれたが、なんのなんの。


30分待ちならちゃんと「接続」しているよ。やはり、まだまだ都会である。

  • 車中では宮部みゆきの「荒神」を読み進めている。全く予備知識なしに読み始めたのがよかった。なにしろ、小説のジャンルさえ知らなかったのだから、まさかまさかの展開にいちいちココロがどよめく。タイトルの荒神と文庫解説が樋口監督であることに深く納得していくのだった。
  • 宿最寄り駅に到着すると、宿の送迎車が待っていた。よろしくお願いします。




前回のランプの宿と違って、電気も水道もあります。無線LANはさすがに飛んでおりませんでしたが。

  • 荷物を解いてゆったりと温泉には浸からずに、採集用具を詰め込んであるザックを担いで散歩に行くと宿のスタッフに告げるおっさんが出現。忙しない人生だ。
  • とは言っても本当に散歩レベルだ。徒歩15分ほどの山道にオサムシ採集の罠コップを埋めていく。


環境はこんな感じ。側溝にはマムシやムカデが出ることがあるので注意が必要。


何処に行っても地面をほじくり返してプラコップを埋める人生だ。

  • 40分ほどで帰還。今度こそ温泉へ。木曜日のためか、わたしの他には4組ほどの客がいるだけで、滞在中はずっと貸し切り状態のお湯でした。


山の夕方を露天風呂で見つつじっくりとお湯に浸かった後に、旅館の「例の部分」に座って瓶ビールをしゅぽんと空ける瞬間は、いわゆるひとつの幸せの具現化であることよ。そして、この時ばかりは何かしらの凄い小説が書けそうな気がするのよねw



館内は木造で木が出されたデザイン。磨き込まれた床が美しい。

  • うたた寝開始。再起動して程なく夕食が運ばれてきた。部屋食なので、ぼっちの姿が好奇の視線で辱められることはなかったが、仲居さんがフルコースをサーヴする度に気を使ってしまいますな・・・。



先付けと焼き物を貼ってみる。どれも美味でした。ジジババ向けなのか、獣肉は一切出ませんでした。


もちろん、地酒と合わせましたよ?

  • 2040ごろに気絶したと思われ。