• 二次会は、その存在はかつてより知っていたが攻略するにはレベルが高かった昭和22年創業の大衆酒場「いづみや」へ。己の資質が試される高レベル店だ。


店内はこんな感じ。ピンボケがかえって雰囲気を出してくれた写真だ。おじさんたちは6年分老いたが、6年分だけ肝が座って狡猾になっているのだ。もういづみやでも大丈夫。

  • 入店しても何の声もかからない。ズカズカと店内奥へ移動して勝手に座ると「飲み物!」とオババが切り込んできた。いづみやの店員さんたちは平均年齢74歳ほどの女性ばかりだ。ピッチピチのオババなんやで!
  • ハイボールでスタート。二口飲んだところで、オババ2が「アテはどうしますか?」と撃ち込んできた。アテなんて言葉は呑助のおじさんたちしか使わんよなぁw 各自が砲雷撃戦を展開し始めた。


まずは名物の煮込み。170円やで。辛子を「ちょん」とつける所がポイント。美味し。


まぐろユッケ。250円ぐらいだったと思う。ちゃんと新鮮だった。他の生ものも問題ないだろうw


テーブルに配置されている野趣溢れる調味料。珍味の空き瓶に釘を差して作られたホームメイド。これにビビるようなら、即座に尻尾を巻いてチェーン店馬鹿ガキ居酒屋に逃げ帰るべし。

  • お互いの近況報告。まぁ相変わらずだ。相変わらず馬鹿だ。バカ話ばっかり。始終、ゲラゲラ笑ってる歳じゃないとは思うがねぇ、ボカァ。
  • バカ話と言っても、もはやわしらはオッパイだのオマンコだのといった話題は一切出ないのだ。かつて、中島らもセソセイが仰っていた。「下ネタとダジャレは凶器攻撃。キメるときは1回きりでがっつり刺すんや。そればっかりだとそれしかできない馬鹿になるんやで」


いづみやオリジナルの日本酒「まくり一発」。もちろん醸造アルコールと糖類でがっつりとしたヘヴィな味わいが楽しめる。オリジナル日本酒は「大穴」「先まくり」「大本命」などもあり、どれもラベルを張り替えただけだと思うんよ・・・。

  • 盛り上がる酒席。ここで「地震一発」(ダジャレはでっかい禁止だっつの)。店内が大きくゆさゆさ揺れて数人が立ち上がった。


430円の高級品「ハムエッグ」。それなりに経験を積んだおじさんたちが辛子とレモンの使い方が解らずにオロオロ状態に追い込まれた。さすがいづみや。

  • お疲れ様でした。良いお年を!! この歳になると何よりの幸福は「健康であること」。元気があれば何でもできる。んんっ?
  • 最強の埼京線で落ち延びてゆく。仲間の一人はなんと、上越新幹線で職場に戻っていった・・・。