12月17日(寒波と感想戦)

scene at 2400-0700

  • ううむ、これは真冬だ(挨拶)。ついに今シーズン初の電気ストーブが登板してきた。私室の暖房器具は、この電気ストーブと電熱線付きのひざ掛け毛布、そしてシュラフ(寝袋)である。電熱線付きのひざ掛け毛布をシュラフに引き込んで潜り込めば、彩の国の冬ならば余裕で過ごせる。もっとも「ミノムシ」と化してしまうので、春まで手足が出せずに動けなくなってしまうのだが・・・。
  • 院生氏1から入電が入っていた。心が折れたので実験データの検証は勘弁して下さい、との事。わたしは酷いクズ教官なので「はいはい、了解でーす」と上機嫌になって返信したのだった。仕事が少なくなった上にギャラは変わらないので丸儲けである。ウヒヒ。
  • 芳しくない実験結果だったのでデータの検証などしたくないのだろう。気持ちはよく解るし、わたしも学生の頃は尻尾を巻いて全力で逃亡していた。だが、ごく少数ではあるが逃亡しない奴もいるのである(嫌な奴だな)。この少数が、プロデビューできたりデビュー後もしぶとく生き残る確率が高いと思う。弊日記に登場する院生女史などは、逃げない。絶対に。
  • 実験データの検証。流行りの(少し下火か?)将棋の世界で云えば「感想戦」ということになるだろう。プロ棋士同士の対局後に、もう一度棋譜を確認しあうというアレである。わたしは、この感想戦なるものを将棋マンガの「3月のライオン」で初めて知った。知った当初は、残酷な行為だなぁと思ったものだ。だってそうでしょう、大兄? 将棋で負けた直後なのですよ? 負ける時は相手に対して投了するのだよ。「負けました」と声に出してな。
  • 将棋で負ける、即ち「わたしは貴方より頭が悪く精神的に弱く、よって直感も洞察も粘りも貴方には敵いませんでした」と平伏・完全屈服するのだ。その後に感想戦。負けた原因を最初からチクチクと相手から指摘され、かつ自分でも確認するのだ。「こんなにもわたしは馬鹿でございました」と。自分の敗北を認めて、冷静に分析し、次の戦いに活かす。戦訓にするというやつだ。普通の人は、誰にでも小さなプライドがあるのでなかなかできることではない。
  • ところが、さすがはプロ棋士である。ほぼ全ての棋士感想戦を拒まないそうだ。拒まないどころか、楽しみにしている棋士もいるそうだ。うわぁ、変態。自分の負けから新しい発見があるからだな。さらに、公式の感想戦が終わった後も、自分を負かした相手を逃さずに「プライベートな感想戦」を会場外のファミレスやカフェで行う剛の者もいるとか。ここまで来ると変態を通り越して、怖さを感じてくる。
  • 研究者も本来はこうあるべきなのかも知れない。自分の出した結果が芳しくない時、苦しいとき、逃げ出したい時。その時の、アホ仮説やらウンコデータの感想戦を楽しみにするぐらいじゃないと、次の世界には跳べないのだろうか。
    • 物事が思い通りに巧く進んだ際の感想戦は、人間だったら誰でも大好きですよね?
  • もちろんプロ棋士とて人間だから、感想戦が終わって宿舎に戻ってから怒りや悔しさを大爆発させて、物や人に当たり散らして大暴れする人もいるとのこと。やけ酒を飲む人もいる。パートナーに泣きつく人もいる。わたしは凡人だから、こういったエピローグを聞くと嬉しくなってしまう。
  • ひとまず。上記のエッセイもどきは、もちろん先書き。こういった駄文をいくつかstockしてある。

scene at 0700-1200

  • さらに冷え込んでいる。室温は一桁の8.3℃まで低下してきた。このぐらいになると就寝中でも鼻の頭や足先が冷たいと感じて薄っすらと意識が戻る事がある。
  • お祭りウィーク4日め。肉体的な疲れは大丈夫。メンタルも特殊スキル「老害」によって無駄に強くなっているので問題なし。G先生の本拠地に無料宿泊させていただいたリビングホチキスどもを引き取りに行く。お世話になりました。
  • 麻酔開始は1100。目的臓器は2箇所だ。

ひるめしのもんだい

  • 手作りサンドイッチ(男爵コロッケ、チーズ、マヨネ、中濃ソース、粗挽き胡椒)、酸っぱいもんセット(セロリとミニトマト酢漬け、ザワークラウト)、コーヒー@備蓄より。
    • 手作りサンドイッチは週3日が限度。もともとパンよりもお米が好きですし。

scene at 1200-2200

  • 順調に推移。空き時間に、雑用を片づけることは、やはりやらないのね>わたし。
  • 細胞を染め始めた頃から、院生女史2の頻繁な来襲が開始される。そのたびに、作業が寸断されて結構な嫌がらせ、じゃなくてお仕事になっている。
  • あっという間に日没。我、野戦ニ突入ス。探照灯ノ照射始メ。

scene at 2200-2400

  • 最後の30分の空き時間に球威がガクリと落ちた。椅子の上でしばしの気絶。
  • 固定液にぼっちゃんしたのは、2300ごろ。これでも、まだまだ終電には余裕だ。床寝倶楽部も当然に回避、撤退す。

ちょいweb

一隻眼

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DORAEMON-GO! その6。明日で最終日です。

きっと何者にもなれないお前たちに告げる

  • 2点。