11月26日(小江戸川越ハーフマラソン2023)

scene at 2400-0700

  • 0530覚醒。体調は絶好調とは言えないまでも、調整には成功している。予報どおりに気温は急低下しているようだ。服装は、下はランニングタイツのみ(大失敗)、上はTシャツに薄いジャージ+mont-bellのフリース+秋用のフィールドジャケット(装甲が薄すぎた)。グローブは、去年のこの大会で参加賞として配られたスポンサーロゴ入りのものを装備した。


戦闘糧食の喫食を開始。乾坤一擲!小江戸川越ハーフマラソンに出撃! さぁさ、地元のレースだ。小江戸の子猫ちゃん達は、全員がヲレの味方だよ?

  • チャリにて出撃。会場はいつもの温泉施設から10分ほど奥に移動した巨大な水系公園である。それにしても寒い。すぐに服装の失敗を悟った。上下ともにイージスを蒸着するべきだったが、もう遅い。
  • 会場までのBGMはSpotify頭文字Dサウンドトラックを聴いて、士気を高めていった。それにしても古いというか懐かしいというか。ユーロビートなんて令和のお友達は知らないだろうよ。


寒い。が、しかし風は無いぞ・・・!! 去年は拝めた霊峰富士は、雲の下だった。

scene at 0700-1200

  • 0702に会場入り。遠方から来るランナーにとっては不便極まりない場所にありますよ>会場。無料送迎バスはすし詰めで、しかも会場の手前で降車させられるという謎仕様だ。
  • 鍵のかからない無料の荷物置き場に陣地を構築した。置くのは着替えだけなので、盗まれてもダメージは殆ど入らない。


さすがは関東で有数の人気レースだけあって、人の数が多い。たんまりと地元にお金を落としてくださいな。


屋台は朝から営業中だ。スタート前にピザやら焼きそばを食べているランナーがいるんですが。胃腸が強いといいな(そうか?)。


参加賞は地味目のスポーツタオルだった。もうオリジナルTシャツは配ってくれないのかな。

  • スタートの0840まで、会場をフラフラ歩いて何度もトイレに行く。小x4、大x1。暇だし動いていないと震えるぐらい寒いのだよ!! ぎりぎりまで粘ってから上着類を脱いだ。ここからはTシャツとランニングタイツだけ。早く走って身体を温めたい。


スターティンググリッドについたところ。脳内ではT-SQUAREのTRUTHが流れており、興奮が巨浪のように押し寄せて来る。

  • スタートする前に前方からだみ声の大阪弁でおっちゃんが歩いてきた。ゲストランナーの森脇健児さんだった。名前と顔をかろうじて知っているぐらいだ。さすがはお笑いタレントだけあって抜群のトーク力だな。
  • 定刻に号砲。集団がゆっくりと動き出す。いっくぜぇ。
  • 1kmから5km地点。いつも見慣れている幹線道路が封鎖されて、そこの真ん中を走るのはレースの醍醐味だ。気持ちええぞ。わたし自身の調子も中々だ。スペースを見つけては、積極的にオーバテイクをしかけていく。新調したシューズのマジックスピード3が路面を捉えて、カーボンプレートで弾く感覚が判る。
  • 5km地点。観光地のど真ん中を走り抜けていく。ギャラリーが最も多いところだ。今年も銭湯の元ご主人の姿は見えない。銭湯時代の友人である米屋のご主人とハイタッチした。いつものように巨大な観光神社では、巫女さんたちによるコスプレ風俗状態となっているね。観光地を走れることで人気の本レースだが、スタートから5kmほどで、もうおしまいとなる。残るは彩の国の田園風景と複数回の渡河による自然との勝負となっていく。
  • 10km地点。去年と異なり、ほぼ無風だ。これはチャンスだ。着地と蹴り出しに意識を集中して、マジックスピード3のカーボンプレートを最大限に生かしたつもりだ。
  • 15km地点。快調に飛ばしている。クルージングといってもいい。地元中学校のブラスバンド部による応援がこの辺りであって、毎年楽しみにしている。
  • 18km地点。まだまだ余裕で、2度目の最速ラップタイムを刻んだのはこの辺り。心肺、脚、スタミナ、どれもが噛み合っている。
  • 19km地点。最後の難所である陸橋の急峻な上りに挑む。さすがにここで脚とスタミナを削られたようだ。
  • 20km地点。異変発生。右膝に力が入らなくなり、強い痛みを感じる。事態は深刻で、中破のステータスが点灯。拙いぞ。もう会場が目視できているのに!! 自然と左脚に力が入ってしまう。ここに来て大幅なスローダウンになったと思っていたが、後から確認するとラップタイムは落ちていなかった。しかし、ラストスパートができなかったのは確かだ。
  • フィニッシュラインを通過。自己ベストを約5分更新!! しかし、あとほんの数秒で1時間30分台に入れていた。ここに来て怪我とは・・・。
  • すぐに上着を着て、ぼっち打ち上げ1次回だ。怪我しちゃったけど、またもや自己ベスト更新だぜ。


参加賞その2の川越汁。温かい汁物は何よりだ。豚汁にさつま芋を加えてある。調理スタッフの方たちは午前3時から仕込んでいたそうだ。多謝。


気温6℃だけど、やっぱりつめた~い地元のクラフトビールだぁ。ダブルIPAの新作でアルコール度数は7.5%と高いが、寒さと興奮でちっとも酔わない。

  • スポンサーが実施している写真撮影の列に加わった。背後に完走タイムを表示して写真を撮ってくれる。大見得を切って歌舞伎風のポーズをとったら、撮影のおねいさんに大受け。最高ですッ!! と大笑いされる。ヨシ!! 撤収開始だ。

ひるめしのもんだい

  • 五目あんかけラーメン、チーズ揚げ、瓶ビール@日高屋
    • 食べたのは1400ごろ。
    • 店内は参加したランナーだらけで、グループ客は当然だが酒類を大量に飲む宴会となっている。レース直後のハイなメンタルにアルコールが加わって、ウルサイだけならまだしもマナーがよろしくない。騒ぎたい気持ちは痛いほど解るけどね。

scene at 1200-2200

  • 帰還したのは1214。寒い寒い寒い。震えが来ている。急いでヒートテック上下とイージス上下という厳寒仕様に換装した。駅前に進出して、ぼっち打ち上げ二次会である。会場のランナーたちが駅周辺に戻ってきているので、飲食店はどこも満員だろう。日高屋を覗いたら、運良く席を確保できたので、上記のアチアチあんかけラーメンを啜る。ようやく生き返った。
  • 帰還して、右膝付近にフェルビナクを塗りたくった後にぶっ倒れ午睡。再起動は90分後だった。

scene at 2200-2400

  • 右膝痛てぇ。正確には膝の裏辺り。整形は苦手だ(解剖学を落とした人です)。うーむ、下り階段では手すりを使っている状態だ。選手登録は抹消されて、故障者リスト入りと相成ってしまった。次のレースは年明け1月の下旬。まだ時間がある。これまでの経験を生かして、復帰と回復に努めよう。少なくとも1週間は練習できないね。

善因善果 悪因悪果

  • 大会名: 小江戸川越ハーフマラソン2023@埼玉県川越市
  • 開催日: 2023年11月26日 日曜日
  • レース形式: ハーフマラソン 21.0975km
  • 天候条件: 曇り時々小雨、気温5℃、湿度70%
  • グロスタイム: 1時間40分14秒 (自己ベスト更新)
  • ネットタイム: 1時間38分57秒 (自己ベスト更新)
  • 平均ペース: 4'44''/km (自己ベスト更新)
  • 最速ラップ: 4'33''/km@8kmおよび18km地点 (自己ベスト更新)
  • 平均心拍数: 170 beat/min
  • 平均ケイデンス: 182 spm
  • 平均仕事率 174w
  • 上昇した高度: 71m


一隻眼


がたがた震えていた後に食べるアチアチのあんかけラーメンの餡が染み入る。うひー。

きっと何者にもなれないお前たちに告げる

  • 102点。自己ベストを約5分更新!! 仮にひと月前の自分と一緒に走ったら、ひと月前の自分を1km後方に置き去りにするぶっちぎりのレース展開となるはずだ。代償として右膝付近を負傷した。人生は、帳尻が合うようにできている。