- 去年は「意外にも山に向かう感じがしない」などと書いたが、今年になって観察する余裕が生まれるとそうではないことが判明。やはり、かなり凄い所に入っていくようだ。地図案内が「XX集落」だもの。ひぐらしだもの。
- 約30分のバス行にて大湯温泉前に到着。下車すると駒の湯山荘のご主人が迎えに来ていた。お世話になります。
- 駒の湯山荘の車で、約15分ほどさらに山間に入る。
- 今年もやってまいりました。電気なし(最低限の自家発電はあるけど)、水道なし(温泉が売るほど出る)、地デジ届かない、携帯の電波なんて届くはずもない。完全オフライン、ぼっち温泉隠遁モードスタート。
- 鍵を受け取ると思わず呟いてしまった。去年と同じ部屋だ。うん、これはいいね。
いきなり馴染んでいる「ヲレの部屋」。TVなし(電気ないからね)、冷蔵庫なし(電気ないっての!)、明かりはランプ(電気ないっと言いたいが、豆電球が点く)。旅館でもホテルでもないのだ。山荘なのだよ!!
- くるみのお菓子(美味)をぼりぼりかじり終えるなり風呂へ突撃するわたし。何が隠遁モードだよ・・・。
- ここ駒の湯は極端なぬる湯(33℃)です。浸かっていると体力は消耗しませんが、ゆりゆららららゆるゆりと体温が奪われてきます。そこで、加温してある湯船に飛び込んで温まります。そして再び源泉のぬる湯に突撃する。これを永遠に繰り返すのが駒の湯スタイル。
- まずは、河原露天でしょう!
- 情報通りに、脱衣所と屋根を増水で流されて、よりワイルド感を増した河原露天が現れる。
どーよ、びしいっと湯船だけだ!! 他に何か必要か!? 全てを削ぎ落した「風呂」がここにある!! 混浴だ。隠すモノが何かあるとでも!?
- ・・・。ええい、風呂に入るのだ、ヲレは。クロスアウッ!!(C)変態仮面
毎分2000リットルの温泉が君を襲う! これ、水が循環しているんじゃないんですよ。どんどこどんどこ湧いてくるのをかけ流している。
渓流の谷底に位置するので、アブやらスズメバチやらアトラスオオカブトやらパラワンオオヒラタクワガタやらが飛んでくるぞ(一部脚色アリ)!! その際は、屈服するか闘うかの自由は残される。遠距離用と近接戦の武器がデフォで装備されている。
- ええっとですね、わたしが訪れるている9月では、虫は一匹も飛んできません。名物のカメムシもいません。9月がお勧め。
- しばし堪能。しばしと言っても1時間は浸かってましたが・・・。
- 返す刀で、今度は貸し切り露天1に突入。少しは落ち着けよ、orz
- 帰室。上がりビールを電撃的にキメる。あ、ビールを冷やすためのフロントの冷蔵庫は動いています。自家発電頑張ってます。
SAPPOROの新潟限定ビイルが素晴らしい仕事をした。これは美味いよ。いい香り。
- 質素だが、清潔で乾いた布団に横たわると結果は見えている。
- 意識が戻ると夕食30分前だった。ここ駒の湯では食事時間は1800より90分。宴会などの俗物行為は一切認められない。じっくりとメシとサケを楽しむには90分あれば必要にして十分。
- 山荘だから、マグロの刺身など出ないぞ!! 全て手作りフルスクラッチの山の幸だ。
ランプの光量では普通に撮影していたらこんなもの。ストロボを炊く雰囲気ではないしなぁ。実際はもう少し明るく感じます。
- 焼き物、揚げ物は出来たてずサーブされる。こいつが楽しみなのだ。
まずは、岩魚!! これがないと始まらない。高感度モードで撮影したのでひどい画質になってしまったなw
これは、ええと、なんかすごく珍しいキノコ!! 香りが強い・・・。他に天ぷらが3種。
上記の焼き物、揚げ物を地酒5点セットで叩き落としていく。これは堪らん堪らん。日本に生まれてよかった!
〆に熱い豚汁。部屋には石油ストーブが装備されているほどの気温なのだ。シミ・ワタル。
- やはり美味いは、ここのメシとサケ。怪しげな脂も化調もないので、パンチに欠けるというご意見もあるようだが。それは、貴様の舌も身体も腐りきっているからだ! ぬる湯に15時間ほど浸かって洗浄してこい!!
- 帰室すると、石油ランプが灯されている。聞こえるのは渓流の音のみ・・・。
- 時計を見ると1920。このままうたた寝すると、夜中に起きるだろうから星空のクロスアウッをキメて露天だな。
- 気絶。