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恋を、29粒 (角川文庫)

喜多嶋隆お得意の、ピリッと光る29編のショートショート。持ち味が存分に発揮されている。のはいいが、誤字脱字(特に漢字未変換)が異様に多い。シリアスな内容だけにヘンテコな漢字未変換が現れると雰囲気ぶち壊しだ。各紙の連載やファンクラブ誌より抜粋してきたとの事だが、ゲラチェックはせずに、コピペしただけなのだろうな。編集者よ、次の版では直しなさい!

さらば新宿赤マント

ついに連載終了、完結。23年間の連載だったそうだ。このシリーズ、ついにハードカバーで全部買った事になる。弊日記の昼食を記録しているタグ「ひるめしのもんだい」は、この新宿赤マントエッセイの第一集のタイトルを、まんまパクっている。23年か。椎名隊長が頑迷な老人と化し、bajaが駄目な中年になるには、十分すぎる年月なのだった。