scene at 2400-0700
- いつもより30分ほど早く覚醒。夏ヴァカンス前段作戦の開始だ。
- 目標(?)は、仕事の事を頭から追い出し、考えることをしない。これが、中々にできないのだ、わたしは。
- エア出勤スタート。同居人は、わたしが職場に向かうと思っている。しかし、わたしは虫採りに興じるいつもの作戦だ。まずは同居人の包囲網をかいくぐらなくてはならない。コソコソ。
- 服装は普段からアウトドア系をよく着ているので、そのままだが。問題その1は靴。さすがにゴツいトレッキングシューズを履いて出かけるのは不自然だ。問題その2は捕虫網の竿。他の採集用具はバックパックに入れれば見えない。しかし、竿だけは格納できない60cmだ。
- これらの対応は、次の通り。何食わぬ顔でいつもの靴と竿無しで玄関を出る。その後、前日に隠しておいたトレッキングシューズと竿を回収し、装備換装するのである。隠し場所はコインロッカーであったりガレージであったりと様々。今回は後者。自転車で近所の公園まで移動して、靴を履き替えた。
- 最寄り駅のコインロッカーに通勤用の靴と着替えを格納する。
scene at 0700-1200
- 体調良好だ。いつものように軽めの朝食は家で摂ったのだが、1時間ほどで既に空腹だ。駅そばで、冷やしたぬきを啜る。
- JRで移動開始するも、いきなり接続失敗。30分待ちは、本の雑誌をぱらぱら。
君たちの地元からちょっと奥に進むよ?
- 現着。今回はターゲットの虫は特になし。山歩きでの五目採集だ。ま、散歩みたいなものです。
登山口まで、つづら折りの集落を登っていく。ここでは、まだ普通の登山者に見えるはずだ。竿に気がついた人は、10人中10人が登山+渓流釣りだとみなすだろう。昆虫採集用の竿と見抜く人は同業者だけだ。
熊ちん、出ます。
銃撃戦、あり〼
装備をアクティヴにして、進撃開始。
ゆるゆる登りつつ、時おり捕虫網で花や茂みをガサゴソしていく。
- 全く他の人間を見ない。ゴミも捨てられていない。つまり人の気配なし。いいゾ~これ。
- ・・・。伐採の痕からガサ音。林業の人か、地主さんか。
- 心拍数が上昇。熊よりも現実的に危険性のある奴らがでた。ニホンザルである。奴らは、ゆったりと横断。こちらをチラリと見て去っていく・・・。
- その後、2回遭遇した。うち1回は可愛い子ザルで、これすなわち非常に危険だ。ううむ。
- 1400ごろに山頂についた。ミヤマクワガタを期待していたが、スジクワガタのペアのみ。ま、これも準山地性ではあるか。
ひるめしのもんだい
- コンビニおにぎりx2、バスチー、麦茶@ローソンより。
-
- 体調良好で山歩きのちょい遅めの昼飯。サルに怯えながら、サルのようにがっついて食べる美味さ。
山頂には、展望台と思しき人工物がぽつんとあった。標高は700mぐらいの低山。
scene at 1200-2200
- 下山しつつ、時おり捕虫網で花や茂みをガサゴソ。小さいゾウムシやカミキリムシを摘んでいく。
- 麓にたどり着くと1600。中途半端な時間だなー。探索してみたい山はいくつも周辺にあるのだが、日が暮れるだろうし。
これまで他の人間を全く見なかった。これだけでも、わたしにとっては素晴らしいところだ。また来ようかな??
- 朽ち果てた掲示板に従って休憩所を目指した。すると壊れかけた東屋に真新しい自販機が出現。つめた~いコーラがおいでおいでをしているではないか。
そして、やっぱりこうなったか!! キンキンっに冷えたコーラを堪能した後は、東屋で昼寝。いつもの公園シエスタと何ら変わりがないぞ、ヲイ!!
- 撤退開始。地元駅に着いたのは2000ぐらい。デパートのトイレでトレッキングシューズをスニーカに換装。採集用具と着替えを入れ替える。再びコインロッカーに戻って、靴と竿を始めとする採集用具を格納した。明日に回収する。
- チャリに騎乗して、温泉施設へ向かった。
scene at 2200-2400
- 温泉ぷはぁ~。夏ヴァカンス前段作戦の初日は大勝利に終わる。
- 上がりビールは焼け石に吸い込まれる水の如し。
一隻眼
シンプルな西京焼きも職人さんが炭火で焼くことで、立体的なご馳走に大化けする。
きっと何者にもなれないお前たちに告げる
- 2点。