- チャリで20分ほど。河川敷のポイントへ。冬晴れで気持ちいい。
- 前回の探索地域より外れて、未知の領域へ。手鍬を装備。
- 開始30分ほどで、良さそうな物件を発見。しかし、採集者が入り込んだ痕跡がハッキリと(汗。
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- 朽木をナタで割った跡がくっきり。
- かくいうわたしも、手鍬で割るわけですが。どうやら前任者(?)はクワガタ狙いだな。
- そこからは、全く出ない。自分の背丈の数倍はある藪を漕ぐこと2時間。ゴミダマとその他を数匹摘んだのみ。
- これはダメだな。まま、1頭当ててるから良かろう。撤退に移ろうとしていると、エロティックなブック(無修正)の切れ端が。河川敷の醍醐味かつ風物詩だ。
- 程なく、ブックの山にたどり着く。
- ・・・。
- 年の頃50-60歳の大男が、ブックを片手に仁王立ちしていた。こちらのイージスシステムが遥か前方より捉えたのが幸いした。数時間さまよっても、誰一人として他のニンゲンを見ていない河川敷。その中で、唐突に現れたエロティックなブックを何かの経典のごとく読みふける謎のおっさん。何かの修行にも見えて、実に神々しい。
- 静かにスバヤク、その場を去るのだった。はっきりと嫌な汗をかいていた。気をつけよう。怖いのは何時の世も、お化けやマムシではなく、ニンゲンなのだから。
- その後も未練たらしく探索するが、やがて日没ゲームアウト。ここまで。
- 一旦、帰還して装備を換装し、上級者向け銭湯へ向かった。
- 上級者向け銭湯の廃業まであと4日。わたしも、入り納めになる可能性が高い。しっかりと目に焼付け、じっくりと湯を使った。
- のれんをくぐって外にでる際。いつもは元気よく「ありがとございっやしたぁ」と癖のある言い回しで挨拶してくるのが、今日に限って無言。ギョッとして番台を見ると、おかみさんが疲れきって力尽きるように眠っていた。お疲れ様。今まで、ありがとう。
- 上がりビールがセツナク染みる。